らっぱっぱ
らったった

ラッパ　の　パッパ
ピーチク　パーチク
種撒いて

咲くかも　知らぬ
桃の花

愛でる　ばかりじゃ
飽き足らず

飽き空きもせず
ロッカールーム
がさ　ごそそ

何か　美味しい
お菓子なんぞ
ございませんか

ロボットのような
無機質な声が
冷たい部屋に
響き渡る

優しいハミング
少しだけ
聞こえた気がして
振り返る

そっぽを向いた
ラッパの合唱

ステンレスなら
流し台

ヤカンも　おたまも
フライパンも　有るよ

とんてんかん　と　小気味良く
微笑んだまま　花いちもんめ

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