【 結晶 】
泡沫恋歌

ひとつ ひとつの
哀しみと

ひとつ ひとつの
喜びを

透明の結晶にして

華のように
星のように

この躯に降り注げ

言葉にならないコトバを
小さく折り畳んで
胸の中にそっと仕舞う

悴む掌で温めた
白い吐息が
冬の情景へ溶け込んでいく

ひとつ ひとつの
哀しみと

ひとつ ひとつの
喜びを

透明の結晶にして

華のように
星のように

この躯に降り注げ


                             2012/12/10



自由詩 【 結晶 】 Copyright 泡沫恋歌 2012-12-09 13:48:02
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