か行の習作
鈴置友也
けたたましく掻き鳴らされる警笛の
過去の記憶を振り切って
今日 昨日まで立ち寄らなかった
この鉄格子をくぐる
倦怠は賭けへの不安
後悔は過去への依存
今日 きみの躰から
ぼくは昨日という支柱を断つ。
自由詩
か行の習作
Copyright
鈴置友也
2012-12-09 11:49:29