学校は寝過ごせばいい

起きたら夕暮れだから

バイトをやり過ごせばいい

疲れて眠ってしまうから


気が付けば、朝


義務にくるまっている

指示は代わり映えない

才能は要らないから

努力だって報われない


ここに誰がいてもいい


金が足りることはない

刺青の入った壊れたスピーカー

理不尽を真に受ける

頭を下げるのに慣れたりしない


煙草は吸わないし

酒だって好きじゃない

不安で仕方がないから

文句だけ垂れ流す


いつから歩き出せる

トラウマの集う場所へ

まだ食いしばれるうちに

惰性が飽和する前に




曖昧へと投げた日が

根を張って眠れない