熊たち
はるな
浴室で
血は
思うより
少しだけ赤い
一枚ずつ意識を剥いでゆくと
なつかしさの手前で
熊たちが手をふっている
わたしは
もう
あなたがしてくれたようには
わたしを愛せない
自由詩
熊たち
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はるな
2012-11-30 20:59:53
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くま