平和台マンション
まきしむ

食べ物をあてがわれ、私は幸福だった
六畳のフローリングに頬をつけ、わたしはしあわせ

粉末状の光が降り注ぎ、わたしの家もろとも午後2時の町を覆った
その中には学校があり郵便局があり、路地で玉遊びをする子供らがおり、モスバーガーがあり本屋があり電気屋がありパチンコ店があった。マクドナルドだってあった

これ以上、以下もありはしないから
ひとまずインゲン豆でも煮て食おうか


自由詩 平和台マンション Copyright まきしむ 2012-11-25 03:07:03
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