僕の飴玉へ
鈴山 鉛筆


君は

飴玉だったんだね。

とけてなくなっちゃうなんて!

  

どうか手紙をください。

君が

大きな鍋で甘く煮詰められ

冷やされて

宝石のように小さく丸まり

柔らかな包み紙に包まれたときに。

僕がまた、そっと包み紙をほどくから。

    

そうだな、次はレモン味なんてどう?



自由詩 僕の飴玉へ Copyright 鈴山 鉛筆 2012-11-19 21:03:20
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