或る日のトリップ
Mélodie

頭の中は常にいろいろでいっぱい
いっぱい過ぎて寡黙になる

朝起きて布団を蹴っ飛ばす

眠っている間のあれやこれやはくるくると
二次元と三次元の間でハレーション

あたし、ロボットのように働いて
不届き者の笑みをひた隠す

ああもっとそれが見たいな

白く霞む向こうからばら撒かれる色彩
転がる音、壊れるスペクトル

誰にも聴こえないし
誰にも見えないんだと言うのよ

こんなに綺麗で儚い幻覚

この目と耳を通して繋がる世界

頭の中だけで生きていきたい
不適合と指を差されても尚

おはよう、そしてさようなら

レールへ踏み出し遍く理不尽を噛み砕く


自由詩 或る日のトリップ Copyright Mélodie 2012-11-18 01:25:18
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