何かを
もっぷ

語りたい思いを
風が連れ去ってゆく
初冬を迎えたちいさな
部屋から

窓は閉じられているけれど

夕べ 樹から葉が
離れてゆくのを見た
未練は何もないように感じた

履いてほしい靴が佇んでいる
玄関の
明かりが
まぶしくて

また
躊躇う

何を
何かを


自由詩 何かを Copyright もっぷ 2012-11-10 23:40:23
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