習1
エミ


かつて在ったはずのものは

遠い波のむこうへ 一握の砂のなかへ

ああ 路は腸のようにうねる

私にすることは無く ただ座っていました

減った靴底をみて 涙もでない



自由詩 習1 Copyright エミ 2012-11-09 02:23:01
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