さようならブルースマン
うみこ

夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている

五時七分の
まだ暗い街の
微かなネオンが
無数の煌めきを
そこに貼り付けてる

誰の顔も見れない
こんな街に一人
雨に降られ
煌めく窓に
うつる僕の顔

青いラインを
どこまでも引きずって
走って来たけど

さようならブルースマン
僕は今、無理に笑えない

さようならブルースマン
夜が明けるよ


自由詩 さようならブルースマン Copyright うみこ 2012-11-07 01:34:17
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