となりのひとり
Mélodie

からだのなかを風が吹いている
輪郭をなぞるように音が流れてぽつりと落ちる
がらんどうに響く軽やかな足取り
追いかけても
そこにはやっぱり何もなかった
青の向こうの哲学
考える葦
煽られ吸い上げ謎を解くより
世界のはしっこを食べたいと彼は泣く
おやすみ箱庭
きみに会いたい


自由詩 となりのひとり Copyright Mélodie 2012-11-07 00:46:43
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