雲影(さみだれの)
こしごえ






真夜中
雨音が風に波立つ時
目を覚ます
そうしてどの道止む
自動信号の点滅は
空が明ける、
黙とうを
ひとつひとつの 命にしながら
思い出してゆく
(さらば
 いまよ)
流れ
遠くたどる遠さへ
耳をすましかたむけつづける















自由詩 雲影(さみだれの) Copyright こしごえ 2012-11-06 08:37:04
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