無題連鎖木香薔薇
もっぷ
木香薔薇
奔放な薔薇
手折っても手折っても
永遠にありつづけるかのような
、アーチにと出来心
いつもそんな歩き方してきた
消せない軌跡を店開き
投げやりごった煮のなか御粉がみえない
敏感肌で、仕方なかったから
とどこまでも本当を言ったとして
あの時の担任の先生のように
うそつき
と言うのかな君も
君「たち」はいつもお人形だけを求めてた
奔放な薔薇
木香薔薇
アーチにと出来心
取り寄せていつか手におえなくなり
ひたすらにあやまってから
業者に頼んで
処分したっけ
よぎるのは流行のLEDランプたち
失意の時代を煌煌と
そこには思惟のかけらすらない
無理だったんですこのベランダには
繁殖力を知らなかったから
泣きながらさよなら
木香薔薇
奔放な薔薇
ごめんね薔薇
ごめんねさよなら