金魚
板谷みきょう

ゴールデン街の
女装オカマバーに
出入りしてた踊り子は

思った以上に肉感的で
ぽっちゃりしていた

何軒かはしごを付き合い
その後
当然のように
体を求め合ったが

此処は商売道具だから
こっちに挿れて

そんな交わりを望み
掌から余る乳房を
鷲掴みにして
痛い位に揉み扱くことを悦んだ


金魚は
もう死んでるだろう


自由詩 金魚 Copyright 板谷みきょう 2012-11-04 11:41:11
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