なみだ
kannki

闇に紛れて
自分のしてしまった事や
するであろう悲しみ事を
空に開け放ったとして
星は輝くだろうか

景色は明けの明星を描く時
私の幾ばくかの悲しみも
はたして
どう変わる訳でもないと知りながらも

こんな幻ともつかない夜も
たまにはいい時もある

こんな幻ともつかない夜も
つかの間の安息ともなる時もあろうか



私は感じた事に
何かを重ねる時
それ以上の言葉を
闇の中に見出す事は出来るだろうか



手探りで求めながらも
重なるものが見つからない夜は
明けない夜と感じる時もある




手の甲に
鈍く光るものを見出す
拭いされないものとわかっていながらも






自由詩 なみだ Copyright kannki 2012-11-03 00:43:43
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