そんな回ってるとバターになっちゃうよ
カマキリ

観覧車があるところを飛び渡っていると
大気圏を越すような速さになっていった
ある惑星の文明の話を聞いて
自分の描く空は記号だらけになった

届かなくて引っ掻いた
金色の生え際に月が似合うようになってきて
夜は銀紙に包まれていった

ぼくは影の周りをうろついているだけだった


自由詩 そんな回ってるとバターになっちゃうよ Copyright カマキリ 2012-11-01 20:15:38
notebook Home 戻る