ルンルンです。
プル式
摘みたての金木犀を
ポケットティッシュの袋に入れて
そっと胸のポケットに忍ばせる
体の熱を帯びた柔らかな匂いが
歩く度にぽっぽっぽっと溢れ出す
ぽっぽっぽ
なんだかスキップでもしたいけど
もういい大人だしとか
いつもすれ違うメガネの人とか
気になっちゃうから
階段で少しだけ弾んで我慢する
それだけだって嬉しくって
頬の緩むのがわかっちゃう
ぽっぽっぽ
は、ぽっかぽか
小さな花が心に灯す
甘くて優しい幸せの魔法。
自由詩
ルンルンです。
Copyright
プル式
2012-10-30 19:35:09
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