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いつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間
僕をそのまま酸欠にしてね
内臓がぜんぶ月の石になってしまうような夜
どちらにせよ死にたいという言葉は
とてもとても不適切で
もう子供じゃないね
僕たちは
もう二度と書けない詩のことを
おもいだしながら
怠惰なやさしさがコップにあふれる時間
下手な手法ばかりでしかなされずに
そのまま斑になっていくミルク
ききたくない歌は二度ときかない
そのまま酸欠になるカカシの
立ち尽くす頭の中の田んぼ
自由詩
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いつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間
2012-10-28 23:07:47