屋根裏
三田九郎

羞恥心と

顕示欲が

屋根裏部屋で

痴話喧嘩

悲鳴と

吐息と

自分の業が

転がってって

床がきしんで

いのちがいまに

抜け落ちそう

瞳を閉じて

耳を澄ました


自由詩 屋根裏 Copyright 三田九郎 2012-10-23 23:04:35
notebook Home 戻る  過去 未来