君に
桜 歩美

もうこんな真っ白な場所へ想いを綴らずとも

言葉で伝えればわかる年齢になった君に



私からは君に愛を伝える手段がこれしか思い浮かばず

ただひたすらに綴り続けたこの日々を

途中でやめるのかなんて

今まで一度も考えたこともなくて

ただただ走ってきたよ



いつも君の隣りで

君に愛を伝え

そしていろいろ教わった

私が生きている意味を

君が産まれた意味を

この奇跡があることの幸せを



誰にもわからなくてもいい

私のこの思いはきっと言葉にしなくとも

君に伝わっているはずだから



君はちっちゃい頃から

本当に幸せそうに笑ってくれたね

今では照れ笑いになって

ちょっぴり大人になった君

それでもまっすぐな君の瞳が

私の気持ちに応えてくれてる



優しくてちょっと弱くて

でも頑張り屋で

負けず嫌いだけど

いつも誰かの世話を焼くのが好きで

どこか損をしているような君が



私は大好きです

お母さんは君のどんなところも大好きです

世界中の誰もが敵になっても

お母さんは死ぬまで君の味方です



お母さんをこんなに幸せな気持ちにしてくれて

いつも本当にありがとう

君がそこに生きているだけで

お母さんは本当に幸せです



今年もお誕生日おめでとう

本当におめでとう

産まれて来てくれて毎年この日に感謝します



自由詩 君に Copyright 桜 歩美 2012-10-19 20:56:12
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