エイプ
和田カマリ

古代その楽園で
私はエイプだった
セイントをキックして
全世界をスタートした

大きな夜の星
元日の小さな星
生まれたての暗さ

蝶蝶は裸足で来た
最初はカラスのように
現われて内部から燃えた

乾いた世界の
痩せた大言壮語
ゲートのドアを埋める
スタートの文字で
世界は充満していた

待機および
ONシーズン
来世までに
読み終えること


自由詩 エイプ Copyright 和田カマリ 2012-10-16 18:00:05
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