夢の駅
シホ.N


あしたの朝
夢を拾おう
ほんとうの空気を
呼吸できるように

息をしてる間に
きのうまでに見た
悲しい夢さえ
昇華されるように

時計のベルが鳴り
次第に目覚めゆく
駅へと歩き出す
遅れがちな足取り

泣いても笑っても
ホームで手を振ろう
ほんとうのお別れの
短いステップ



おわかりになっただろうか
僕の裡は
あこがればっかりの
夢のあと



自由詩 夢の駅 Copyright シホ.N 2012-10-12 00:55:27
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