祭り1
うんち



街のビルとビルの境目で
くりのようなあたまをしたぐり子の爪先から
どろどろととどろく
悪夢が満ち溢れんと
まっくろな煙が立ち上がる。
その一方、
森の奥では
七色のかすみ草が
今にも消えてしまいそうな
ちいさくて柔らかくて綿のような声で
ひとりえっちをしていた。


携帯写真+詩 祭り1 Copyright うんち 2012-10-01 19:38:02
notebook Home