一番の人と
番田 


言葉など無意味なのだから
自分を思って
自分を感じて
いつまでも部屋に引きこもっていたい


安心して
今日も眠りに落ちていきたい
まわりがそうだから
自分も同じであるのだと


誰の歌も聴かないままで
部屋を出るのが好きだった
マイクを回すだけの
カラオケで


誰もがそうするように
僕も君の肩に手を回してみた
君も誰もがそうするように
この道を歩いてみてはくれないか



自由詩 一番の人と Copyright 番田  2012-09-18 01:48:40
notebook Home