ペン
はるな


かすれたペンみたいな呼びかたで
わたしの名前をなぞるひと

ねころんで みえていた
溶けいりそうなまつ毛に
露のような気持を刺して
いっしょう
心がつぶれたまま
生きていけばいいのに



自由詩 ペン Copyright はるな 2012-09-17 22:31:43
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