怒りの冷めた頃
朝焼彩茜色

怒りの冷めた頃の 台風の目からの360度

怒りは肉体のミキサーのふもとで 乱れを垂れ流す

血が黒に変わりそうだ

 闇などないと光を感じながら
 味方の時間で黒から赤へ 呼び戻す

怒りの冷めた頃 台風の目の中の 怒りを抑えきった静寂の塊

怒りは葬るまで 憑き纏う 溜息まで呑み込み

血が黒に変わりそうだ

 静寂の塊 台風の螺旋を 乱れ垂れ吐き流す
 味方の時間をただ 真に時の癒しに明け暮れる

怒りの醒めた頃 台風の目の中に 螺旋をただ見つめる


自由詩 怒りの冷めた頃 Copyright 朝焼彩茜色 2012-09-16 14:38:44
notebook Home 戻る