友達になろうよ
TASKE
夕焼け空の下、線路沿いの道を歩いてると、金網の向こう電車が物凄いスピードで通る度に「嗚呼、こんなのに轢かれたら堪ったもんじゃねーな…」とつくづく思ってしまう
幼少の頃から絡まれてた家の事件のせいで
結果的に身内もバラバラだから
死んだら誰も骨を拾ってくれないだろうと
最近になってやっと気付くようになった
僕も、もうじき38歳
黄昏時、「終わった人間」だと思われても
何の不思議もない年頃だ
表現者って20代辺りが最もピークで
世間の注目浴び易いから
やっぱもっと早く勝負に出るべきだった…
幾ら「我が人生に一片の悔いなし」と呟いた所で
今まで悔いなしではとても語り尽くせぬ事ばかりだったし
せめてこれからの表現の中ではムリのない程度に一歩、一歩、悔いなく自分を出し切りたい
思えば自殺するなら十数年前とっくにしてた
だけど少しは現実知ってたから何とか思い留まった
気が付けば…生きていた
そのまま現在に至る
だから死ぬまで、休み、休みで全力疾走
どうにか社会の修羅場を乗り越えて、皆
もっと友達になろうよ
友達になろうよ