自己憐憫の猫
梅昆布茶
今畜生と思いながらも正すひげにゃ
生い立ちを考えずともいまだって野良だにゃあ
魚なんて人間が決めた好物だわさ
本当の猫のゆめをみたいよる
ブロック塀も少なくなって歩きづらいにゃ
あの子誰の子僕の子じゃにゃあ〜
天真乱猫すこしつかれる
橋の下いつものおじさん遊んでくれる
リクルート猫も職安かよってみたいにゃ
漱石の小説のなかの親戚の猫
猫の道突き進んでも猫はねこ
東海の小島の磯に猫泣きぬれて蟹を食べる
川柳
自己憐憫の猫
Copyright
梅昆布茶
2012-09-09 05:33:34