ウルトラマン純情specium
TASKE



2009年7月9日、少年の頃から行こうと思ってた木梨サイクルへ行きたくて、絵手紙発祥の地・狛江から小田急線で3駅の祖師ヶ谷大蔵で下車して、ウルトラマン商店街を北へと歩いてる

今でも思春期の心を思い浮かべながら、送る宛てのない手紙を描き続けてる俺

そして祖師ヶ谷 かつて円谷プロの事務所があったこの街で、憲さんこと木梨憲武さんは育った

後に帝京高校時代からの友人、貴さんこと石橋貴明さんと結成した「とんねるず」でブレイクし、デビューを果たした

俺もブラウン管の彼らを見ながら育ってきた

常にブラウン管というトンネルを潜り抜け、お茶の間に夢を与え続けてくれた、映画のような漫才コンビ

あれから20年もの年月を経て、ずっと頭の片隅にあったこの街を、今日初めて訪れる事が出来たのも皆さんのお蔭です!皆さんのお蔭です!とんねるずのみなさんのおかげです!

そして祖師ヶ谷 来たぞ!我らのウルトラマン!
木の香りのするお洒落な外観の木梨サイクル
憲さんのお父さんは自転車の整備をしながらも、初対面だった俺なんかの相手を丁寧にして下さった
話を切り出すのにかなり緊張してた俺はとても嬉しかった
その後、もうひとりいたバイトの女性に聞いた所、此処へは5年前に移転してきたらしい
そして、お土産に「木梨サイクル」の文字の入った鈴の付いたキーホルダーを買った
飾ってあった、赤く「木梨サイクル」と書かれた黒の帽子は売り物ではなかった
ふと右手の奥の方を見ると、壁に今ブレイク中のとんねるずとDJ OZMAのプロデュースユニット「矢島美容室」のポスターが貼ってあった

何だか親子の絆を感じ
俺は感動した…

帰り際に、お父さんに「頑張って下さい」と言ったら「有難う御座います」と返して下さったので、何だか嬉しかった

今や憲さんも結婚して、家庭を持ち、都内の何処かでウルトラの父になってるけど、かつては仮面ノリダーだった時代もあったように、あの頃、映し出された銀幕のような記憶は今も残ってる…

昭和から平成 そして現在に至るまで
生でダラダラ 脳内コマ劇場

時空間越えて 思えば遠くへ来たもんだ ウルトラマンの贈り物
お茶の間を通じ 摩擦し合う人間模様 純情specium


携帯写真+詩 ウルトラマン純情specium Copyright TASKE 2012-09-07 21:04:02
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