私の願い
花形新次

散々尻の穴おっぴろげておいて素顔見られるのを拒むって
女心は分からないものですね

ものですね、のところは美空ひばりでお願いしたいんですよ
そうです、女心はわからないまでは、黒い雨を朗読する吉永小百合風でですね
ものからは、美空ひばりがいいんですよ、ピッタリなんです
まあ、そのまんまだからピッタリなのは当然といえば当然なんですけどね
いいえ、美空ひばりの物マネは必要ありません
あなたに美空ひばりの歌唱力が期待できるわけありませんから
世界中探したっていませんよ、美空ひばりの歌唱力を期待できる人間なんて
ですから、普通に美空ひばりでやってもらえればいいんです
そうです、普通に美空ひばりです
よく分からない?何が?普通にが?美空ひばりが?
チッ、しょうがないですね、いいですか
もう一度だけいいますよ、最後ですから

散々尻の穴おっぴろげておいて素顔見られるのを拒むって
女心は分からないものですね

の、ものですね〜のところ・・・・



自由詩 私の願い Copyright 花形新次 2012-09-04 18:47:44
notebook Home