心の彼方に
シホ.N


たとえば
夢見を通じて
無意識的なモノを観じる
目が覚めて
それを意識化しようとする

たとえば
狂気におちいるとき
潜在的なモノが暴走する
現実に還って
あらためて畏れを抱く

表層と深層
あらゆる感覚質はつながっている
いわゆる精神はつりあうべきである

精神を持て余し
また精神にもてあそばれる
汎精神論は血肉があってこそ
机上の空論にあまんじてはならない
批評精神を鍛えねばならない

すべてを
鋭い批評眼でつらぬきたい
それでも見えないなにものか

感じること
サムシング・グレート
大なるなにものか

世界の根源
心の彼方に
サムシング・グレート


自由詩 心の彼方に Copyright シホ.N 2012-09-03 17:19:06
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