金風
朝焼彩茜色

金風が色を持たず

知らせを靡かせる

 春に似せた奥行きに貫ける 秋の香

 手招きの迎える 幸せな 血液まで流れる 風

区切らずに進める一生を 淡く撫でる四季よ

 春に似せた奥行きに行き止まりのない 知らせ 秋の幸

 手招きから 空のサイズの両手で仰ぐ 金風

己の質に気分も気性も 透き通る

水晶玉カルマ

金風に馴染む この世の過程

今に至り 金風の香り


自由詩 金風 Copyright 朝焼彩茜色 2012-09-01 12:24:20
notebook Home 戻る