一心
こしごえ



ことりは泣いた
 闇に光る
美しい風色がささやいて
ひとこえ
空よ

 澄み渡れば、青すぎる。青すぎる
宙に浮かべた ほほえみを
 明後日の朝顔は
忘れ去ることは無く透過する、
 黙礼

(ああ有り難し)。ゆく末も
自然と思い出は
そよそよ、と連れ立つ












自由詩 一心 Copyright こしごえ 2012-09-01 09:45:34
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