旅路の果てに(ロンドンデリーの歌)
板谷みきょう

お願い
天使の梯子は 
夜には見えないもの
貴方を愛していたことを 
忘れないで欲しいの
悲しみの遥か向こうに 
優しさが見えるけど
涙の河を渡る時 
岸辺で待っていて欲しい

お願い
月が眩しくて 
標の星が探せない
貴方の思い出が
いつか 
生きた証しになるまで
悲しみの遥か向こうに 
優しさが見えるけど
涙の河を渡る時 
岸辺で待っていて欲しい

お願い
夕暮れの雨が 
消え逝く夢に替わる頃
貴方が待ってる処は 
虹のふもとなのでしょう
悲しみの遥か向こうに 
優しさが見えるけど
涙の河を渡る時 
岸辺で待っていて欲しい

貴方が待っていて欲しい

注:板谷基雄のこと
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=237274&filter=usr&from=listdoc.php%3Fstart%3D30%26hid%3D3792


自由詩 旅路の果てに(ロンドンデリーの歌) Copyright 板谷みきょう 2012-08-31 00:23:47
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