夏(ねむる)
かんな




ふしぎな夢をみていました
夕刻の
焦燥に駆られてすべてを失うような
それというのは
まっさらな日常を不確かに握りしめることと似ていて
夏のおわりの気配に染まる
空気にうずくまるように眠ってしまう






自由詩 夏(ねむる) Copyright かんな 2012-08-30 04:16:40
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