足をくじいたペガサス
TAT



















俺は自分の事を『足をくじいたペガサス』なんじゃないかって思う事がよくある


























『足をくじいたペガサス』というか『足をくじいたペガサスみたいなもん』正確に言うと











別に何でも良い


『飛べないドラゴン』でも『吠えられない犬』でも『肥満体のユニコーン』に代替えても良いよ










要はそんなものは居るべきでも生き延びるべきでもないんじゃないかという意味です
















ユニコーンについて書かれた本を携えて図書館のリファレンス係の女の子が私の家にやって来る











親戚は宇宙帰りの選民で私は犯されたりしながら日本に帰ってきたリッちゃんだ
















夕暮れトンボがわざわざ家の方向に飛んでくれてるのに




















ゆうげに帰りもせずに



泥の足で卓を引っくり返した事さえある



























小さい頃は母が


大きい頃は女子が























おいどんの為に握ってこさえた握り飯をばアッチョンブリケ































足をくじいたペガサスが西院とかをパカパカ歩くべきではないし











死が来てからおそれだすなら最初から酒もタバコも止めておくべきだったんだだが


































































犬を枕に見たルーベンスはすべての流れる血をワインに変えるような









つぶがあわだち

とりはだが額から足の裏まで抜けて









もう二周するような










かけがえのなさだった





















老猿の高村光雲の子孫がロダンを外国で観て











この背中の稜線は世界の終わりまで続いていると戦慄した










そういう感じですと言えば










意味の百分の一ぐらいは君にも伝わるだろうか?




















































伝わったら凄いと思う
















だって言ってる俺も俺が何を言ってるのか











千分の一も分かってないんだから


































ママ
チェック






















































青豆ほど毅然でもないし
Kほど深奥でもないし



今日も怒り新党観てて
有吉と夏目ちゃんがくっついたら良いなぁとか

その程度の感想しか人生に対して既に持ってないんだ俺は



































































































































ジークフリート



自由詩 足をくじいたペガサス Copyright TAT 2012-08-24 21:26:09
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