花火があがる
木の若芽
「花火があがる」
木の若芽
さあ 花火があがる
木よ あなたもいっしょに見ましょう
空よ 見てください
満月よ ごらんください
風にも負けない勇気の花火
雲にも負けない光の花火
すばらしいでしょう
わたしもあのように咲こうと行くのです
輝こうと向かうのです
ふりまこうと進むのです
我が身を花火に
この空宇宙へ
我が身をふりまく
音はなくても
いのちの花火は
何億年も昔の光が彼方の星から届くように
永遠に無限に放たれるだろう
あの花火には
いのちと平和の祈りがこめられているだろうか
人々よ あの花火に祈りましょう
平和で結ばれ
自由を分かち
愛でつながれることを
大勢の人の祈りがあれば花火は消えない
祈りのある花火は永遠
木よ あなたも祈りましょう
空よ 祈ってください
満月 祈りたまえ
あの花火の永遠
そしてあの花火に勇気を与えられた人みなの幸福を
木も空も祈ってくれた
だからこんなに美しいのだ
あの花火
そしてあの花火を見る人みなが