護りとおす
木の若芽
「護りとおす」
木の若芽
午後一時 夕立 風鈴しきり おびえなくてもいいよ
雨が大地を冷まし 風が木を冷ますのだから
生あるものの声は労から快へと変わり
いのちは大きい
自然のいとなみは大きい
この心をまきこんで
こんなにいろんなものらが話しかけているのに
こんなにあらゆるものらが見せてくれているのに
うつむいていちゃ見えない
なげいていちゃ聞こえない
私は素晴らしい宝を持っていることを
小さな草の中の グレートスピリットよ
触れにもぐって行く 木の下へ
秋の立ったばかりの夕方
立ったばかりの秋の風を満喫しながら
土は私を勇気の子にし
風は私を自由の子にし
草木は私を平和の子にし
花終えたなでしこを刈る勇気
庭から戻りワインをあける自由
ソフトなジャズに健康を祈る平和
もしかしたら私は 私自身が
何か… 仏の… 地球の… グレートスピリットの… 宇宙の…
素晴らしい宝なのかもしれない
明日から勇気よ ワイン色に輝け
人を和ませるために生きたい
まずは勇気よワインの香に匂い立て
心をやわらげるために生きたい
次に夢よ ひぐらしの声に響け
体をくつろがせるために生きたい
次に希望よ 涼しい風になれ
このエネルギーは誰にも奪わせず邪魔させず 護りとおす
自分を仕事に合わせるのでなく
仕事を自分に合わせよう
自分を合わせるべきものはただひとつ
宇宙
人を宇宙に合わせるために生きたい…