あの日
mizunomadoka
僕はドアを閉めた
僕は肩をすくめた
僕は言った
僕は待ち続けた
僕は妻に電話してみた
僕は自分の荷物を下に落とした
夜空には何万という花火が上がっていた
僕は怒鳴った
僕は自分の手を見た
僕は部屋に戻らなかった
突然
建物が大きく揺れて
街の明かりが消えた
僕は窓から森に出た
エリザベス
僕は手をのばして
名前を読んだ
自由詩
あの日
Copyright
mizunomadoka
2012-08-09 02:15:29