夜明け
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リーフ・ストランデッドは夜明けを待っていた

世界は大きな海と森
速度計の無いマシーンで
鋼のイルカを追いかけてゆく

草原を駆けぬける
大切な命のカーニヴァル
ここではありとあらゆるものが
青白いひかりで燃えている

鳥たちのまなざしの向こうで
ほら まどろみの糸が解かれた


甘いハイビスカスロールに
くるまって空が落ちてくる
みつばちの羽音
舞い踊る火星からの手紙
音速で越えていくアール


湖は飛ぶ!


操縦された花のコクピットで
待ってておくれ
夏空みたいなカーテンの
後ろに隠れてるあのテラスで

揺れる 揺れたこころで
スピードを上げたままの未来で

青い睫毛の祈りで
赤い指輪の輝きで見つけて





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自由詩 夜明け Copyright в+в 2012-08-04 07:16:26
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