愛する劣等
きみのてを

誰かと探した夜明け前
忘れられない崩壊音

君じゃなくても良かったと
誰かが教えてくれていた

さよならさよなら愛しい劣等
ありがとうも言わないよ

それだけ君は近すぎて
言葉じゃどうにもできやしない

さよならさよなら哀しい反抗
ありがとうも言えないよ

待っていたのはただの虚無だと
嘘を真摯に教えたね

ああ僕はもう騙されない
自分が自分に気付いたから




自由詩 愛する劣等 Copyright きみのてを 2012-07-30 14:10:08
notebook Home