さようならの夜
朧月

親しい人が逝くとき
声にはなりません

時間がまきもどり
自分が小さくなります

ああすれば
こうすれば よかった
と 頭をかかえたくなります

静かな夜になると
星や月がそっと
そばまでちかづいて

いま を受け入れる気持ちになれると
朝が訪れるのです


自由詩 さようならの夜 Copyright 朧月 2012-07-28 23:35:08
notebook Home 戻る