はるな


花が咲いて
枯れるくらい
自然なことなら
実も成ったかしら

わたしたち
日も浴びず
水も貰わず
季節を泳ぎもしなかった

朝焼けを閉めだして
つくった夜に
プラスチックでできた星が
ひかる
無数に
弱々しいひかりを
投げだしている



自由詩Copyright はるな 2012-07-27 19:15:19
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