流月
阿ト理恵
トイレットペイパアになった語だもの
よわいの
みずからに
てれるの
むこうみずに
ながれるの
みずかけろんに
しょげるの
みずいらずに
とけるの
なみだに
・
忘れてもいいには門限があるから
心質変換の遠慮を
止めるわけにゆかなくって
世智辛いすすみ愛成らん液体を 三角フラスコで沸騰
底に残るかたまり
つきて
自由詩
流月
Copyright
阿ト理恵
2012-07-24 23:49:23