わたしのとぶ日
唐草フウ
あなたのことを
見えないドアごしに
心配している
ひとり べんちで
そんなときにも
わたしのことなんて
考えてくれてないなんて
すねながら
ばかだよね
(ばかじゃないよってもうひとりのわたし)
どんなに拭いても拭いても
ぬぐえない涙
くるしみを
たんたんと見つめるだけ
にぎるこぶし
どんなに願っても祈っても
なり代わることができないと
知った日に
届かないことがあるって
理由がわからなくても
飲みこまなくちゃ
で
とぶ練習も
やめちゃった
あるくことは
きついから
とびたかったのにね
あなたはずっと先を
走っているから
おいつけず
手はまだ温かいのになあ
たぎる頬
燃えてる
あなたのことを
あきらめて
生きてはゆけない
たぶん
これからも