ヒフミドリ
灰泥軽茶

Tシャツを脱いで

じっと目を閉じる

葉葉がそよぎ

緑の光が身体を撫でる

汗がだんだんひいてきて

風がとても気持ち良い

葉葉の音に私の皮膚は

ぴくぴく脈動し

一枚一枚また一枚と

私を纏っている衣が

次々に飛翔し

跡かたもなくなくなり

空高く舞い上がる



自由詩 ヒフミドリ Copyright 灰泥軽茶 2012-07-15 00:56:44
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