まちのぺーじ
ズー
今年のピークは過ぎ去りました、祖父は同じようなことを言っている。天気予報士の、ながいサラダはよく噛んで食べるのじゃよ、だったっけ首がキリンのように傾いて耳たぶの辺りからやさいは、遥かな山の麓町で、また育ちはじめる。零される、夕方の雨を、土に運ぶ、浴室のぬめりを祖母は誰のでもない額みたくなでている。僕たちはあの町に電話をかけたことがない。
自由詩
まちのぺーじ
Copyright
ズー
2012-07-04 19:53:19