幸せ病
ジュリエット




僕は病気にかかったんだ

君のほっぺに
照れながらキスした
あの日から


病名は?
強いて言うなら
「幸せ病」かな

明日は期末試験だって言うのに
数式は頭からこぼれ落ちて
夢の中まで君で埋め尽くされる


君の手の温かさとか
君のほっぺの柔らかさとか

君の香りとか
君の優しげな笑顔とか

全部
ぜんぶ
頭が君でいっぱいで

勉強なんてほったらかして
ほんとは今すぐ君に会いに行きたい


君も
そう思ってたらいいのに

それだけで僕は幸せなんだ

今は大きな幸せが
僕の心を苦しめるけど



君はきっと笑ってる

左のほっぺの
僕のぬくもり
また思い出して
照れ笑いする君を思えば
僕も笑えるから





自由詩 幸せ病 Copyright ジュリエット 2012-07-02 23:51:10
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