七月の雨は
ささやま ひろ



梅雨の晴れ間を見つけたら

迷わずそこに走っていこう

雨の季節は確かに素敵だけど

この晴れがとっても素敵だって分かるから


ないものねだりは人の常

他人の芝は何色にだって見えるけど


僕がたった一つだけ願うことは

君に傘をさすことも

梅雨明けの予想を教えることも

そして晴れ間を教えることも


そんな瞬間を

君にだけに教えたいってこと


きれいごとばかりじゃないけど

この美しい四季が続く限り

雨も晴れもずっと変わらずにね

僕たちを巡ってほしい


二人の変わらぬ想いとともに


いつか二人で虹を見たら

手をつないでいよう

ずっとずっとずっといつまでも





自由詩 七月の雨は Copyright ささやま ひろ 2012-07-01 17:40:31
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